

祖父が亡くなって四十九日を迎える頃、伯父さんから相続分の不存在証明書を急に送られてきたことでAさんは祖父の財産を相続する権利が自分にもあるということを初めて知りました。
Aさんのお父さんはお祖父さんより先に亡くなっていた為にAさんはお父さんの代襲相続人であり今回のお祖父さんの相続で相続人になるということが同封されていた手紙に書かれていました。
Aさんは伯父さんとの関係は良好でしたので、一端は相続分不存在証明書に記名・捺印をしようと思いましたが相続財産に関しての記述がその手紙にはまったくなく、ただ相続分不存在証明書に記名・捺印をして送り返して欲しいとの内容に疑問を感じ、伯父さんに連絡を取ったそうです。
すると伯父さんは相続が発生する以前とは異なった冷たい態度で、とにかく速やかに送った手紙に名前を書いて印鑑を押して送り返せと繰り返し述べるばかりでした。
今まで家族間でも交流のあった伯父さん達家族との関係も相続が発生した事で急にギクシャクしたものになってしまいました。確かに伯父さんの家族とお祖父さんは同居していてその老後の面倒をみてきていた事は事実です。それでも理由も説明もない状態ではAさんとしても相続分のないことを証明する書類を伯父さんに渡すことにはためらいがあったそうです。
Aさんは今後の相続手続をどのように進めていったらいいのか悩まれていた時、ふと目に留まったのが相続出張相談所だったのです。・・・